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ヴァレンティノについて

ヴァレンティノは、98年1月、自動車メーカー、フィアットグループの傘下である投資会社がヴァレンティノグループを買収。後継者問題に悩んでいたヴァレンティノにとっては渡りに舟状態だったとか。幸せな買収例。これでヴアレンティノブランドは永遠に。またヴァレンティノは、ヨーロッパのおぼっちゃま、お嬢さま服。品がありながら、かわいらしい、社交界デビューにぴったりの服。日本の君島一郎、ジュン芦田的な位置づけ。ドレスで数十万円もするため、一般人は洒落でも買えない。愛用者の顔ぶれも、エリザペスーテーラー、ソフィアーローレン、シャロンーストーン、故ダイアナ元妃と超豪華。そして、日本でヴァレンティノといえばライセンス。バッグ、ハンカチ、財布といった小物類に燦然と輝くVマークでお馴染み。ヴァレンティノがどのようなデザイナーか知らなくても、誰もが知っているのがヴァレンティノブランド。そのせいか、海外ブランドのなかでいちばんバックものが多いのもヴァレンティノであろう。ジャンーヴァレンティノ、ジョルジオーヴアレンティノ、エドアルドーヴァレンティノなどなど、「おまえは誰やねん?」とつっこみたくなるほど、日本ではえせヴァレンティノが践屋している。

ふだん、なにげなく着ているスーツ

ふだん、なにげなく着ているスーツ。でも実はかなりの歴史を持ったものなのです。現在のスーツは、ルネサンス時代にその原型が現れました。それぞれの時代の流行に左右されることはあったものの、基本的な型は現代まで受け継がれ、欧米だけでなく世界中のビジネスマンに共通する服装となっています。最近の日本では、「クールビズ」などでネクタイを着用しない着こなしも一般的になってはきましたが、やはり正式なビジネスの場面ではネクタイを締めた「クラシックスーツ」が求められます。「クラシックスーツ」というのは、流行に左右されない、定番のスーツスタイルを指します。体に適度にフィットした、形がベーシックなスーツのことですね。社会人であれば、毎日のようにスーツを着るという方が多いと思います。毎日着るということは、それが仕事でのあなたの「顔」になっているということです。仕事だから、義務だから着ているというだけでは、ちょっともったいないですよね。スーツはビジネスマンの「外見」の中でいちばん目立つものですから、そこに気を使わないのは顔を洗わないで出かけるようなものです。その半面、スーツしだいであなたのイメージを劇的に変えることもできるのです。

一九〇〇年代にはフォーマルなシーンにも登場

一九〇〇年代にはフォーマルなシーンにも登場するが、しかし、ステイタスの誇示機能を担ったのは、あくまで目のさめるような白いカラーとカフスである。現在、ジャーミンーストリートの老舗シャツ店では、おりとあらゆる色彩のカラー・シャツやストライプ・シャツが並んでいるが、なかには襟とカフスだけ白、というものもある。この部分がステイタス誇示機能を果たしていた時代の名残であろうか。このタイプのシャツは英語ではカラー・セパレイテッド・シャツと呼ばれるが、和製英語ではクレリック・シャツと呼ぶ。聖職者のシャツというよりも事務員のシャツ、というイメージが強い。やはり、ちんまりとした端正さがそこはかとなく漂っているのである。